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世の中様々  NO 3276

 格安航空会社が潮流で、昔では想像もしなかった料金設定で全国各地へ行けるそうだが、世論調査では意外な現実も出ていた。

 最も旅行に出掛けると言われているシニア層には強い抵抗感があるそうで、「利用したことはないし今後も考えていない」という結果が46、2%もあったと報じられていたし、その分析の中に65歳以上の方々の65、7パーセントが利用したくないという考え方があるそうだ。

 客室乗務員は空の接待スタッフではないと表明して物議を醸した航空会社もあったし、ローコストから遅延しないように急かされ、慌ただしく搭乗したり、また一便の不具合から次々に欠航となってしまった出来事もあり、旅行計画がキャンセルされたり大きく変更されたりしたケースもあり、旅の中で単なる移動手段と考えていない団塊世代の人達にとっては避ける事情につながっているような気がする。

 ホテルや旅館業界にあっても、格安と高級タイプの二極化が顕著で、リニューアルに取り組む旅館が多く、こんな高額な料金設定で利用する人がいるの?と思われるようなところが結構活気があることも不思議だが事実である。

 今晩のテレビドラマで温泉の若女将の事件簿みたいな番組があった。舞台として登場したホテルは指宿の「白水館」で、過去に九州の友人夫妻と共に宿泊したことがあるので懐かしい思いを抱いた。

 一方で、次々に新しい発想でホテルや旅館を立ち上げている北海道の「野口観光グループ」のテレビCMが始まっていたのでびっくりした。昨秋に利用した際の出来事から「招待券」を頂戴し、2年間有効というのでいつか行ってみようとは思っているが、「貧乏暇なし」の格言のように中々難しく、当分行けそうにない状況となっている。

 指宿が登場したところで前に触れた医療情報を再度紹介しておこう。指宿にはかつて国が無駄な施設を建設して崩壊整理された出来事があった。そこに新しい会社がHOTERU&SPAとしてリニューアルオープン。そのすぐ近くには医療施設が立ち上げられ、最先端の「がん治療」の研究が進められている。

 メディアポリス医学研究財団が取り組む「がん粒子線研究センター」だが、「陽子線治療」などの技術なども研究されており、費用は保険適用ではないので高額だが、癌で苦しんでいる人達には一縷の望みという光となっているようだ。

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