参院選の公示日と投票日が決定して発表されていた。各政党の公約に明記される争点に興味を覚えるが、党利党略だけの現実にならないように願ってしまう。
あるコラムの中に目に留まった部分があった。「政治家は染めていた黒い手を清潔に見せるために白い手袋をして選挙に臨む」というものだったが、中々厳しい言葉であるが、市長と車を交換した業者の癒着が問題になったニュースを見ながら、世の中にはそんな考え方もあることを学んだ。
我々葬儀に携わる立場も白い手袋を用いるケースが多いが、司会の最中に焼香順位帳のページを開けたり、弔電を代読する際に不都合があるところから外しているのが多い。
式場の玄関でお客様をお迎えするスタッフは白い手袋姿だが、ある時に彼らから質問をされたことがあった。それは、開式にあたって合掌を呼び掛ける司会者の言葉があるが、その時の合掌は手袋のまま、それとも外して?というものだったが、このページを訪問くださる同業者皆さんや司会者の方々にもお考えいただきたいテーマとして答えは秘めておきますので悪しからず。
もう来週には7月を迎えるが、この6月の前半は皆無だった雨が後半になってから豪雨の状態。南紀では例年の2倍近い降雨が記録されたそうである。
7月の予報を聞いていたら、我が大阪の梅雨明けは18日頃で、梅雨明け前にかなりの雨が降るような予報となっていたが、例年以上の猛暑と予想されるので熱中症に気を付けたい。
今日の夕方のテレビのニュース、橋下市長の発言に関して市役所に9000件を超える抗議があったそうだし、地方議会で抗議の決議に至ったところが31箇所もあったと知って想像以上に大事になっているようだ。
今でも真意が伝わっていない。ちゃんと話したら理解されると仰るご本人だが、仮にそうだったとしても誤解を生じさせる発言だったことの責任問題は避けられない筈。ましてや大阪市長という重職の立場にあることを忘れないで欲しいものである。
昨日、人の顔の変化について話題になったことがあった。悪いことをしたら間違いなく人相が変わってくるし、疲れている時はその表情から確実に感じられるもの。長年の仕事が表情を形成してしまうこともあり、ドラマや映画のキャスティングにはそれらしき人物を配役するのも重要なことである。
アメリカの名画と呼ばれる作品を観ると、そのキャストでなくてはならないという印象が強くなり、その後に制作されたリメイク作品を観ても全く感想が異なる事実もある。もちろん、それはシナリオを知っていることもあるだろうが、やはり監督やプロデューサーの描いたキャスティングが大きいと考えてしまう。
残された人生、出立の瞬間にはどんな表情になっているかを自身に問いながら日々を過ごそうと思っている。