過日の台風でキャンセルして来月に変更した福島行きだが、その地で深夜に震度5強という地震が発生し、その後も震度1から2の余震が続いている情報があった。これ以上強い地震が発生しないことを祈って手を合わせているが、避難を余儀なくされている被災地の方々の存在を慮る。
生野区のメイン通りである「勝山通」にある天理教の大教会の名称が記載されたプリントが自宅にポスティングされていた。様々な宗教のお葬式を担当させていただくことから、多くの宗教の存在を理解しているつもりだが、宗教宗派を超越して、心の扉を開けてくれるような文章をこれまでに何度か紹介した歴史があり、今日は「声は肥やで」と題された呼び掛けをそのまま下記申し上げる。
『家庭菜園がブームです 植物は土中の栄養で育ちます 養分たっぷりの肥えた土が 豊かな実りをもたらします』
『教祖(おやさま)は「声は肥やで」と仰せられました 思いやりのある生きた「言葉」が人を育てる「肥」となります 豊かな栄養を含んだ「声」に人は育つのです』
『心を曇らす冷たく尖った言葉ではなく 人を包み込む温かな優しい言葉 心が和み やる気を引き出す言葉 そんな声を掛け合えるお互いを そんな声が飛び交う世界を目指しましょう あなたの「声」を ぜひ「肥」に・・・』
テレビのニュース映像に衝撃を受けた。それは札幌の「すすきの」辺りで起きたタクシーでの出来事。若い女性が酔っぱらってドアを蹴ったりボンネットを足蹴にするだけではなく、サイドミラーを損壊する光景だった。
また、別のタクシーでは乗車してきた若い男性が酔っぱらって暴挙に及んでいる。どちらも車載されているドライブレコーダーによって収録された映像だが、こんな酔っ払いの馬鹿げた行動に信じられないと思った方々が多かったと想像している。
過去に宗教と戦争は「人を変える」と何度か書いたが、「酒」と「覚醒剤」も同じこと。酔っぱらって行動することはその人物の性格を顕著に物語ると言われているが、酒癖の悪い人で困るのは、酒が抜けても自分がした行動を憶えていないことである。
友人の割烹で酒癖の悪い人を何度か目にしたことがあるが、実際に豹変する瞬間を目の当たりにしたことがあったので紹介しよう。
その人物は誰もが温厚だと言われていたが、日本酒を2合が限界で、それをオーバーした瞬間に突然人格が変わるのだから驚かされた。
「お酒、もう一本」「もう2本飲まれましたからこの辺で」「今日は気分がいいので大丈夫」
そんなやりとりで3本目が出されたが、半分も飲まない内に暴言のオンパレード。オヤジが自宅に電話を入れて奥さんに迎えに来て貰うように伝えていた。
しばらくすると奥さんが来られ、「ご迷惑を掛けて申し訳ございません」とオヤジと店内にいた客達に謝罪されたが、「あれがなかったらいい人なのに」と零していたオヤジの表情が寂しそうに見えた。
飲酒や覚醒剤で正常でない人が車を運転することは恐ろしいこと。弊社が加盟している「日本トータライフ協会」では飲酒運転の撲滅を提唱しているが、その背景にはメンバーそれぞれが被害者となられた悲しい葬儀を何度も体験しているからである。
ご興味があれば、「日本トータライフ協会」で検索をいただければ幸いです。