歌手の「島倉千代子さん」の葬儀に関し、「みのもんた氏」がラジオで発言した「カムバックの舞台」問題が物議を呼び、ネットの世界で大炎上していることから会葬を取り止めることを決断されたようだ。
「独り言」のコラムで書いた「貧すりゃ鈍する」をそのまま物語るような羞恥の失言。テレビカメラの前で「胡坐」を掻いていた傲慢さが出てしまったようである。
人は「謙虚」な姿勢に人格を感じ、それを意識する人に品が備わると言われているが、元東京都知事と同じで暴走老人と揶揄されるようではラジオの番組も降格することになるだろう。
一方で、「板東英二氏」の謝罪会見も酷かった。会場の記者達から失笑されるようでは情けない。過去に何度かテレビの番組でご一緒したことがあるが、今回のような「お笑い芸人」的な雰囲気は感じなかったので残念である。
彼の投手としての現役時代の記録は輝いている。「不思議発見」の中でタレント活動されていた頃まではそうでもなかったのだろうが、仕事がなくなって人格に変化が生じたとしたら前述の「みのもんた氏」に伝えたい言葉と同じになってしまう。
「終わり良ければ全て良し」という言葉もあるが、晩節を大切にしていただきたいと願っている。
最近、食事に気を付けている。毎朝野菜を食べ、夕食には「縮緬雑魚」を用意している。
齢を重ねると足腰が弱くなると言われているが、歩けなくなると内臓が弱るので気を付けたい。
出来るだけ歩くようにしており、序に発声練習をしている。「あ~」「え~」なんて小さな声でやっているのだが、擦れ違う人に聞こえないように気を付けている。
大きな声で叫ぶより、小さな声で続ける方が横隔の部分が鍛えられるそう。銭湯の湯に入ってもやっているが、もちろん他のお客さんには聞こえないように配慮している。お蔭で声帯を失っても言葉のコミュニケーションが出来るようになった。変な声だが講演やセミナーの講師を担当しているのだから自分でもびっくりする。
数日前、ある小学校でフリーになったアナウンサーの講演が行われたが、演台に水やお茶の用意がなかったそうで主催者側に疑問を抱いた。
最近はペットボトルという便利なものがあるので自分で持ち込めるので有り難いが、講義中に水分補給をするのも簡単ではないことは体験したら理解出来ること。
昔、ある落語家が枕にしていた話があった。他人に挨拶文を頼んで確認もせずに本番に臨んだら、「ここで水を飲む」とアドバイスされていたことまで読んでしまったそうな。
また、市販されている挨拶集を参考にして原稿を作ったら、本番で先にされた人物が同じ文言なので心臓が止まりそうになったという話も聞き、天は時に悪戯をするようだと思った記憶がある。