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社会の結界  NO 3493

先月の18日に放送された「人生の楽園」で採り上げられていた気仙沼の「なにわのたこよし」さんだが、昨秋に行って再会した際に提案した「醤油味」のたこ焼きを、深いご仏縁に結ばれる人物が気仙沼に立ち寄った際に試食して来たようで、「幸せ列車」のコラム「各駅停車」のコメント欄にメッセージを書き込んでくれていた。

我が大阪も昨夜から雪が降り、日付が変わる頃に真っ白に雪化粧し、いつもより明るい感じがしていた。

四国や中国地方も積雪で高速道路通行止めが多く、東海道新幹線も1時間前後の遅れが出ているという報道もあったが、低気圧の影響は中部地方から関東や東北に及び、気仙沼の雪景色を想像しながらご夫妻のご健勝とご多幸を祈念している。

大学の入学試験の開始を遅らせるたり、様々なイベントが中止を余儀なくされていたが、全国で行われている冠婚葬祭に関して大きな影響が生じたと想像し、航空機の欠航などで間に合わなかった方々の心情を拝察申し上げている。

ニュース映像の中に積雪でタイヤが滑って発進出来ない光景があったが、そんな場合に教えて貰ったテクニックがあるので書いておこう。

積雪の状態から発進する時、ノーマルタイヤでは空回りさせてしまうこと避けなければならず、そうならないようにサイドブレーキを半分程作動させるのも知恵であり、それを知っていて幹線道路のレストランから私だけが発進出来たこともあった。

また、タイヤチェーンを装着する場合も同じで、チェーンを被せてからタイヤを半回転させる時にも有効で、空回りしてツルツルにしてしまったら全く動けない状態になるので気を付けたい。

明日は東京都知事選の投票日だが、積雪の影響で投票率に影響が及ばないことを願っているが、過日に放送されていた民放の番組に4人だけの候補者を招いて討論させていたのを観ながら、他の候補者への呼び掛けもあったのだろうかと疑問を抱いた。

「届け出順に」というコメントを耳にしたこともあるが、平等性ということからすると不公平になるだろうし「主な4人の候補者」という表現もおかしな感じがする。

さて、今日も我が家のポストの中に葬儀社のCMがポスティングされていた。宣伝には様々な方法があるが、抵抗感を抱いてしまう人も少なくなく、間違いなく取り返しのつかない悪いイメージを与えることになるので考えるべきだろう。

数日前、インターホンが鳴ったので画面で対応したら冠婚葬祭互助会の女性セールスで、当分ありませんからと断ったが、それからしばらくして近所を歩いていると、一人の女性がある家の玄関にあるインターホンを押している光景を目にした。

その時のやり取りが聞こえたので書いておくが、「どちらさん?」「互助会ですが」「何の話?」「お葬式の式場ですが、内覧会のご案内に参りました」「縁起でもない。結構です」と、かなりご立腹の対応がされていたみたいだが、そんなセールスを展開させる発想は理解出来ないことである。

私の哲学の中に「100分の1理論」というのがあり、これは、99人に宣伝が伝わっても一人を間違いなく敵対関係にしてしまい、その人から広がるイメージダウンは想像以上のもので、悪質な業者や経営危機になっていると判断されることも考えられる。

今の社会は「何でもあり」という風潮があるが、やってはいけない「結界」というものだけは残したいもので、そこに日本人の誇りと文化があるように思っている。

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