台風が襲来した。強風でトラックが横転していたり、展望台のガラス窓が割れているニュース映像に衝撃を受けたが、風とは本当に侮れないものである。
昔、九州へ出張するために車で中国道を走行中に台風の影響で広島県の千代田と山口県で通行止めになって大変な目に遭ったことがあるが、トンネルから出た時に横風を受けるとハンドルを取られる状態だったので40キロ以下で走行していたが、前方を走行していたトラックが左側のタイヤが浮いて接地してないのを目撃して思わずブレーキを踏んだことを憶えている。
今日のニュースの解説では、風速25メートルで最大K瞬間風速40メートルならトラックが横転する可能性が高いと指摘していたが、浮き上がってしまうと復元することが難しいそうである。
円高や株式の乱高下が話題になっている。アメリカや中国の成り行きがどうなるのだろうかという状況だが、株に投資をしている人達は大変だろうと想像する。
さて、今春に大阪に集まった葬儀のプロ達の会食時、ふと発言した人物の言葉から私の語録を書物にして残そうということになり、事務局を担当してくれているクリエーターが著者となって纏めて上梓してくれた。
数日前からアマゾンで入手出来るようになっているが、「伝匠」というタイトルの書籍。この世に存命中に完成したので「遺す」ことにならなかったので幸いであった。
振り返ってみれば様々な先見をしていた。高齢社会の到来に葬祭業が成長産業と言われていたが、はっきりと「斜陽産業である」と断言していたこともその通りなったし、20世紀の終盤にホテルで葬儀が行われる時代が来ると発言して業界から嘲笑されたが、それも現実にそうなって注目されるようになった。
ドライブスルー型の葬儀サービスを打ち出したり、旅館葬なる発想を具現化させた業者もいるが、本質を見失わないようにして欲しいものである。
旅館の話題が出て来たところで「幸せ列車」のコラム「フィクション 女将シリーズ」に触れるが、7月の7日から書き始めて毎日更新しているこのコラムが話題になり、前号で書いたようにあちこちの検索でヒットするようになった。
サービスのヒントになることもあるみたいでメールも多く、しばらく続けなければと責務を感じているが、作家でない単なる葬儀屋なので大変なことをご理解願いたいものだ。
さて、妻が交流のある方々と旅行へ出掛けていた。大手の旅行会社の企画したコースに幹事の人が申し込んだものだが、帰宅して大変だったと参っていた。
コースガイドを確認したら、旅慣れた者なら絶対に選ばなかった行程である。予算は安いがそれなりにリスクのある企画である。夕食時に参加者が「大変だったね」と話題になったそうだが、次回の企画では慎重に選ばれるだろうと想像する。