私が名誉職みたいな立場で理事長を担当している「日本トータライフ協会」では、各地に点在するメンバー達が研修会を重ね、「家族」が「遺族」と呼ばれるようになった悲嘆の心理について学び、そのレベルは葬祭業界では特筆するべき存在であると自負している。
高齢社会の到来を迎えて葬儀に関する考え方も変化し、同業者の中には葬儀をビジネスという言葉で表現したり、テレビ番組で遺族のことを消費者と発言した人物もいるが、協会のメンバー達は葬儀を「処理」として捉える考え方に強い抵抗感を覚えており、宗教者や専門家達と研修して来た歴史もある。
JRの西日本には「公益財団法人あんしん社会財団」という組織団体を有しており、定期的に講演会などを開催しているが、ふと目に留まった「『いのち』を考える」「悲しみとともに生きていく」と題した第13回連続講座のことを紹介するので、ご興味のある方はHPで検索を。
日・時 平成29年1月24日~2月28日 毎週火曜日 18:30~20:00
会 場 毎日新聞オーバルホール(大阪駅より徒歩8分)
定 員 480名(参加無料) 応募者多数の場合は抽選
(6週連続で出席していただける方を対象とします)
応募方法 HPから(JR西日本財団)
応募締切 平成28年12月13日(火)
主 催 公益財団法人JR西日本あんしん社会財団
協 力 西日本旅客鉄道株式会社
日程と講師
① 1月24日(火) 淀川キリスト病院 病院牧師 藤井理恵氏
「たましいの痛みに寄り添う」「ターミナルケアの現場から」
② 1月31日(火) 一般社団法人WITH医療福祉実践研究書 がん・緩和ケア部長
田村里子氏
「いのちに寄り添う」「悲しむ人のかたわらで」
③ 2月7日(火) すえなが内科在宅診療所院長 末永和之氏
「まるごといのち」「悲しみを乗り越えて生きるために」
④ 2月14日(火) 公益財団法人近江兄弟社 ヴォ―リス記念病院ホスピス長
細井 順氏
「生死を超えた『いのち』にであうとき」「かなしみから教わること」
⑤ 2月21日(火) 京都産業大学学生相談室主任カウンセラー 米虫圭子氏
「それぞれの悲しみ」「遺族の語りから」
⑥ 2月28日(火) 京都大学大学院医学研究科教授 がん看護専門看護師
田村恵子氏
「がんと共に生きる人を支える」「地域での取り組み」