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意外と早く  NO 3361

 予想される南海トラフに関する大地震で想定される津波の高さについて,大阪府からの公表があった。前に発表された政府の数字より広範囲で、関西空港でも浸水の恐れがあり、、30センチと予想されていた梅田界隈の浸水もそれどころではなかったので衝撃である。

 地下は揺れが少ないという定説があるが、浸水に対する備えも重要で、地下にいて大きな地震が発生したらすぐに安全を確かめて地上に出ることも考えたい。

 和歌山県沖の太平洋を震源とする大地震が発生すれば、54分で大阪湾の岬町に津波が達し、110分後には大阪市内の住之江区に到達すると分析されていたが、意外なデーターとして大阪城の東北になる城北から城東区に掛けて浸水の危険性があるそうで、それらは淀川から運河を逆上することから想定されていた。

 過去に調べたことがあるが、弊社の「西館」のある「疎開道路」の海抜は6メートル、今里筋にある本館は5メートルと知ったが、大阪湾からが津波が運河を遡ったと仮定しても、2階以上ならば大丈夫ということになっても、机上の空論という言葉もあるところから最悪の想定に備えるべきだと考えている。

 全国に点在する葬儀のプロ達の組織で、昨日の号で書いた行動を始めているが、そんな一方で大震災を想定して「病院船」や「火葬船」の建造の重要性について提起し、政府に要望する運動も行っているが、賛同いただける方はお葉書やメールをくださったら有り難く大歓迎なのでよろしくお願い申し上げます。

 葬儀に関して問題提起をすることがいっぱいあり、メールマガジンを発信する予定も組まれているので、ご希望の方はアドレスを発表した際にお申し込みをとご案内申し上げる。

 そんな地震に関することを考えていたら、テレビで緊急地震速報が流れ、同時に携帯電話でブルブルと伝えてくれたが、ベッドの手摺をしっかり握って構えたが、全く揺れを感じることがなかった。

 夕方になってそれが誤作動みたいなニュースがあったが、まあ速報がないのに大きな揺れが来るよりましかと思っていたら、新幹線もストップしたと知ってびっくりした。

 数年前、救急車で運び込まれた病院で、処置を受けて病室に入った途端に大きな地震に遭遇し、扉が勝手に開いたのでゾッとした体験があった。その時の震度は「3」ぐらいだったが、病人としてベッドの上で寝ていると恐怖感は倍加するもので、古そうな建物だったのでそれからずっと地震が発生しないように願っていた。

 現在入院中の病院は耐震建設だそうで、「念のために」と病室に来てくれた看護師さんが「しばらく扉を開けたままにしておきます」と言われた。

 そんな病院だが、経過が順調で、明日に退院出来ることになったので喜んでいる。予期せぬ今回の入院だったが、色々なことを考える時間を与えてくれたみたいで、退院後は一滴のアルコールも口にせず、会食での乾杯も法事の献杯もお茶かジュースでおこなうつもり。