トランプには4種類のカードがあり、それぞれ「1」から「13」までの数字が入っている。それが偶然かどうかは知らないが、4種の意味は四季で、数字の「1」が一週間を意味し、「7×13×4」で「364」になり、ジョーカーを一枚足せば丁度1年の「365」になり、もう一枚あるジョーカーは4年毎に迎える「閏年」に充当するという説である。
誰がそんなことを思いついたかは不明だが、トランプを製作販売するアメリカの業者には秘められた逸話があるので紹介しよう。
トランプは2枚構造になっているが、それは第二次世界大戦の際、ドイツ軍の収容所にいる連合国側の兵士のために仕組まれた秘密があり、収容者にトランプだけは許されていたので、収容所周辺の地図を印刷したものを各カードに仕組み、それを剥がして並べると詳しい地図が完成するという仕掛けで、脱走を企てるには貴重なものとなっていた。
そんなところから、トランプの製作販売はアメリカ軍の認証した業者に限られていた時代があり、その後制限が解かれて緩和されたそうである。
この話は、我が国の「暦」の問題に似通っており、「暦」は長い間「幕府」の管轄でしか販売が認められず、所謂「御上」の官製というものだったが、明治時代に入って民間に製作が許されることになり、競ってオリジナル性の企画を謳うことになり、そんな中に迷信として表面化していなかった「六曜」が採り入れられ、急激に流行するようになった歴史がある。
物事には様々な歴史があるので驚くが、幾つになって「知らなかった」とびっくりすることがいっぱいあるので退屈はしないものである。
何度も書いたが「会いたい」「食べたい」「行きたい」「見たい」などの「たい」の欲望がなくなってしまったら人生は終わりだが、知りたいことというグローバルな興味を抱いていると寿命を延ばすことが出来るそうで、生かされながらも厚かましく「いっぱい」多くの「たい」を溜め込んでいる。
話題を呼んでいる近鉄の観光特急「しまかぜ」だが、式年遷宮の影響からだろうか中々チケット入手が難しく、旅行会社から送付されて来たパンフを見たら、ツアーの中に組み込まれていたのが目に留まったが、宿泊するホテルが好きでないので見送ることにした。
伊勢神宮の内宮周辺の渋滞が問題になっているそうだ。参拝するのに出来るだけ近い駐車場にと考えるのは当たり前だが、宇治橋の近くの駐車場なんて絶対に無理。お祓い通りから五十鈴川を渡った河川敷の駐車場でも空いていれば幸運で、下手をすれば歩いて30分ぐらい離れた場所しか駐車出来ないことも考えられ、式年遷宮の時を迎えたらどうなるのだろうと心配している。