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連日のテロ事件  NO 3408

 パキスタンでキリスト教の教会に乱入した2人の自爆テロから70名の犠牲者が出たそうだし、イラクでは葬儀が行われている場で爆弾事件が発生、多くの犠牲者が出たというニュースもあった。

 また、アルジェリアでは住民120人が射殺されたという衝撃的な事件が発生していた。宗教と戦争は「人を変える」と何度も書いたが、ここまで信じられない現実を知ると宗教思想の危険性を再認識してしまう。

昨日の号で書いた「今こそ『あの世』の教育が」というのはまさにそのことで、末端の信者達がマインドコントロールされ、聖戦と教えられて自爆テロをするなんて信じられないが、何十回と起きているのでその恐ろしさを考えたい。

「敵を殺戮したら、お前の来世はハーレムであり、家族や親戚全員が幸せになれる」なんて吹き込まれ、バスの中や教会など人の多い場所で自爆する行為に走る。それによって被害者となる人達の不幸のことを一切考えないのだから理解出来ないが、それがある意味宗教思想の恐ろしさとも言えるだろう。

「悪いことをしたら罰が当たるよ」と幼い頃に教えられたが、今の子供達にそんな話をしたら笑われてしまうようだし、来世の話題を出しても「科学的に証明されていない」なんて言葉が返されて来るのだから大変だ。

 日常の物事に感謝をしなさいと言っても「変なオジサン」と思われてしまう。だからこそ納得させる説得力が重要で、弊社が加盟している「日本トータライフ協会」では真剣に「あの世の教育」に取り組んでいるのである。

「命の教育」も大切である。学校教育では宗教に関して歴史的なことにしか教えないが、少なくとも外国の宗教思想ぐらいは学びたいものだ。

 先祖供養は儒教の流れという考え方があるが、儒教や道教についても「触り」程度は教えるべきで、戦後教育の歪が想像以上に病んだ社会を迎えていると知りたいものだ。

 似ていると指摘されている「東電」と「JR北海道」だが、他人の命を軽視しているより「無視」したり「忘れている」と言われて当然のような気がする。身を置く人達が「命」の問題を考えたら、こんな事故は発生しなかったように思えてならないのである。

「?」を感じたらすぐに行動を始めることが当たり前だし「IF」という最悪の事態を想定したら間違いなく対処が違っただろう。