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懐かしい曲を聴きながら  NO 3410

 午前中に行われていた友人の身内の葬儀に参列。故人は私より少しだけ若い。喪主を務められたのはお父様だが、女性司会者が代読させていただいたお父様の故人へしたためられたお手紙の内容に涙しながら、壮絶な闘病生活を過ごされた故人に対して、姪御さんが綴られたメッセージの内容も悲しみを訴えるようなものだった。

 開式前、式場にパティ・ページの歌声が流れている。団塊世代が青春時代を迎える前に大ヒットしていた「テネシーワルツ」が知られているが、このCDがご自宅のポストに届いていたそう。

 送り主はご友人だそうだが、病室に届けられるまでにご逝去されてしまったので残念である。

 音楽をこよなく愛されていた故人。自らもベースのパートを担当されていたそうで、フォークソングからジャズまで幅広く造詣深い方だった。

 葬儀式が終わってお柩に花を手向けてお別れ申し上げたが、ご出棺の前に駐車場の方に出たら、すでに霊柩車が入っており、「今日は誰が運転を?」と確認したら、ご当家担当責任者が自ら行くそう。7メートルもあるロングボディーなので気を付けなさいと伝えておいたが、これだけ長いと内輪と外輪差の数値が高くなることも知っておきたい。

 霊柩車でない車で、かつて5メートル70センチの車に乗っていたが、九州から大阪南港へ向かうフェリーを利用した際、トラックデッキに回されたことを懐かしく思い出していた。

 明日は東京のテレビ局のディレクターが来社する。葬儀に関する番組を制作中だそうで、果たしてどんな取材内容になるのか興味を抱いているが、朝から映像のチェックをしなければならないので大変である。