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飲んだら乗るな  NO 3480

北海道で氷点下30度以下という冷え込みのニュースがあったが、中国の一部の地域で氷点下47度の中でリポーターが紐を濡らして振り回したらすぐに凍ってしまうニュース映像にびっくり。北極の氷が減少している一方で、南極の氷が増えているというニュースを聞きながら地球温暖化の言葉に疑問を抱くこの頃である。

前号で「温泉」のことを書いたら、友人達から「いい温泉があるから行こう」という誘いのメールがあった。すぐに行きたい思いはあるが、「まだ静養中なので少し暖かくなってから」と返信すると、「この寒い時期にこそ価値観がある温泉だ」と返って来た。

数日前に所用があって電話をくれた人物は、この「コラム」や「独り言」の内容から「酒は一切飲めないのか?」と聞かれたので「死ぬまで飲まない」と答えたら、「私だったら絶対に無理だ」と残念がってくれた。

元々あまり飲めなかったことからすっぱりと止めることは難しいことではないが、人によって「物差し」が異なるので様々な考え方も出て来るだろう。

前に書いたことがあるが、医師から「酒と命とどっちが大事だと」言われて「酒」と答えた人物がいたが、自分の人生だから自由という考えがあったような気がする。

そんな酒に関する問題についてだが、昨日岡山県の成人式に出席した若者が、その後に開かれた同窓会で飲酒してそのまま車を運転。交差点を右折する際に直進車と衝突、そのまま逃亡して検挙されていたし、和歌山県熊野市では還暦を迎えた年代の人物が駐車場で当て逃げ事故を起こし、検挙されたら飲酒運転だったことが判明したニュースがあった。

また、宮城県では女子高校生が飲酒運転でスピード違反をして検挙されていたが、まだこんな横着極まりない行動をする人達が存在する事実に衝撃を受けた。

弊社が所属している「日本トータライフ協会」では飲酒運転撲滅に対する啓蒙を訴えているが、それは何度も書いたように被害者となった方の悲しい通夜や葬儀を担当した体験からで、飲酒運転をする人達にそんな悲しい現実環境を体験させたくなるのである。

私が乾杯の発声をしたある団体のパーティーがあったが、乾杯の後の拍手が静まったところでもう一度マイクを手にして、「乾杯でアルコールを飲まれた方は車のキーを幹事に差し出してください」と伝えたら、会場でどよめきの後にシーンと静まったひととききとなった思い出がある。

それから私は「変人」と思われるようになったかもしれないが、その後に交流の続いている人達は一切飲酒運転をしていないし、車で参加した場合の会食での乾杯は、必ずお茶かジュースを選択している。

人生で出会った人から考え方を変えることも少なくないだろうが、他人を被害者にする加害者の立場になるなというのは極めて当たり前のことである。