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寂しさも  NO 3547

前々号で触れた「幸せ列車」のコーナーでコラム「各駅停車」で書いているフィクション「女将シリーズ」だが、メールで続きを要望される声が多くて驚いている。

毎日完結する短編になっているが、中には「さて続きがどうなるのか」というような紙芝居的に結んであることもあり、韓国ドラマの「続く」みたいだとも言われている。

様々な女将が体験する出来事や苦労話をフィクションとして綴っているものだが、もう30本以上を掲載した。ネタのファイルは山ほどあるので当分続けるつもりだが、葬儀より女将の方が大きな反響があるとは寂しい思いもしている

これらはふと思いついたヒントで1回毎に完結する短編小説にしているものだが、すべては得手勝手な想像で書いた物であり、考えてみたら無責任とも言えるが、面白くて興味深い問題を採り上げているという言葉も届いており、執筆者としてはまあまあかなと思っている。

「ブログ」や独り言のようなコラムであれば、その日に起きた日記みたいなことをしたためればよいが、物語となればそうも行かず、誰もが「そんなことがあるのだ!」と思っていただけるような出来事を採り上げることにしており。時にはそんな対処はしないだろうというようなケースもあるので、そこが面白いというご意見も届いていた。

JR九州がスイーツを提供する「或る列車」を運転していたが、能登では「花嫁のれん」という列車が存在している。「花嫁」は「乗れん」のかと思っていたら「暖簾」という意味だった。

能登の和倉温泉に「多田屋」という旅館があるが、「幸せ列車」の各駅停車のコラムで過去にこの旅館の女将さんの物語を紹介したことがあった。鍋島藩のお殿様、読売グループの正力松太郎氏などが登場するびっくりする歴史が秘められている旅館だが、数年前に若女将の奮闘記的な特集番組も放送されていた。

この旅館のことを知ったのは昨年の秋に佐賀県の武雄温泉に行った時で、鍋島藩のことを調べることがあって偶然に衝撃的なドキュメンタリーの出来事を学んだものである。ご興味があればこの旅館のHPに紹介されているのでご訪問を。

新幹線の「さくら」から新鳥栖駅で「特急みどり」に乗り換えたのだが、在来線のホームで待っていたら指定券は5号車なのに4両連結の列車だったのでびっくりしたが、途中の駅で分離して運転されていることを知った。

その日に寺田町駅で「さくら」の指定席を購入しようと思ったら、全て満席で3時間後の列車となった。お蔭で武雄温泉駅に到着した時は真っ暗になっていたが、どうしてこんなに混雑していたのかと不思議に思ったら、阿蘇山の噴火で熊本空港が閉鎖されていたことが判明。飛行機利用の人達が新幹線に流れて来ていたのであった。

女将シリーズをご笑覧されるには下記のアドレスから「幸せ列車」のページに進まれ、各駅停車を開けてください。

幸せ列車 http://happy-train.net/