韓国の大統領が訪米中。そんなニュースの中に女性大統領の演説の言葉が気になっている。アメリカや中国と共に北朝鮮問題に取り組むとの発言だが、そこに日本のことが出て来ないのは何故だろうと複雑な疑問を抱く。
日韓の民間の団体が実施した世論調査では、日韓関係が悪化しているという意見が過半数を超え、この1年に遡った分析では多くの人が竹島問題や戦争問題が絡んでいるようだ。
NHKニュースで両国の首脳が訪問し合う「シャトル外交」が必要と考える人が日本人では75%、韓国人では85%という発表もあったが、我が国の総理は原発セールスなどに出掛けていたので批判されているようである。
日経平均が14000円台を超えたそうだが、それで大企業の財産アップに賛辞しているのはそれこそバブル。ある日突然に崩壊してしまう危険性を秘めているからだ。
円安に喜ぶ企業があれば泣く企業もある。私の仕事は泣く人達に対する対応が重要なので真剣に取り組んできたつもりだが、そこで学んだ結論は「大切な方の大切な葬儀に大切な宗教者をお招きして」となり、悲しまれる方々に「少しでも悲しくないひとときがプレゼント出来たら」との発想であった。
昨日の号で散骨をされて後悔されている事実もあると書いたが、最近に潮流の「家族葬」を進められて後悔されているケースもある。散骨も家族葬にも同じ問題があり、親戚や交流のあった方々からの抵抗感そ払拭が簡単ではないということ。
散骨された方で嘆かれた出来事に、故人と特別な関係があった人物が訪問され、「お墓にお参りを」と言われて「散骨しました」と正直に答えるしかなかった問題。「遺言だから」「生前の意思を尊重して」も大切だが、相談を受けた際にアドバイスをしているのは、「一部だけ散骨されたら」ということ。様々な問題が発生している事実も伝え、「最終的に選択決断されるのはあなたです」と申し上げると、お考えを変更されたケースも少なくなかった。
こんな相談を受けたら、散骨をビジネスとして考えている業者ならすぐに歓迎して進めるだろうが、本当のプロならその先に起こるべき問題も正直に伝えるべきと考えたいもの。
後日に、ご親戚の方々や交流のあった方々から糾弾されてノイローゼになったケースも少なくないようで、それだけこの世に存在していた「人」を送るということは簡単ではないということにもつながる。
葬送の自由を語っておられる学者も存在するが、「宗教学」「や「社会学」という学問だけでは解決出来ない問題が複雑に秘められているのが「死」と「葬」の世界。それは、そのまま「生」につながる永遠のテーマとも言えるだろう。