記事一覧

こんなことも  NO 3298

 夕方、コンビニの帰路、生野本通商店街を西から東に向かって歩いていると、前方に黒い服姿の若い女性が5人歩いている。西館か本館で行われているお通夜のご弔問だと想像していたら、疎開道路信号で左折。<西館だ>と思っていたらそのまま通過、しばらくすると立ち止まられて声を掛けられた。

「この辺にファミレスみたいなものあります?」と聞かれたので、すぐ近くにある喫茶カローラの存在を伝えておいた。どうやら食事をされてから参列されるようだった。

 カローラは喫茶店だが様々な定食もあるので人気が高い。朝6時過ぎから午後10時頃まで開店しているので便利。結構遠方からの常連客もいるようだし、夜遅くはタクシー仲間が集まっている姿を目にすることがある。

 今日は地域の毎年恒例のバスツアーがあった。もう36年も続いているそうで世話人の皆さんのご苦労を拝察申し上げる。参加された人の話によると、帰路の高速道路の渋滞が18キロもあったそう。予定より2時間以上も遅くなって帰着したようだが、さぞかしお疲れになったことだろう。

 日曜や祭日の夕方の市内に向かう高速道路の渋滞が酷くなってきている。通行止めにして工事を行う情報もあって混乱しているみたい。過日に名古屋へ向かった友人が「名神高速道路が通行止めで大変な目に遭った」と話していたが、それを避けて名阪国道を走行した知人も東名阪で大渋滞になって参ったと嘆いていた。

 車に乗らなくなった最近だが、列車の移動は駅の階段が大変でも乗ってしまえば渋滞がないので有り難い。決めたスケジュール通りの行動が可能となるので歓迎だが、日本のJRや私鉄の運転は世界的に誇れる緻密なダイヤで運転されている。

 昔、JRが国鉄時代に役員さんのお葬式を担当させていただいたことがあったが、葬儀委員の大半が国鉄関係の方々。葬儀の始まる前、受付の皆さんに「始めさせていただきます」とご挨拶に行くと、副委員長を務められていた方から「遅れないように」と釘を刺された。

 開式の辞が終わってご読経が始まると同時に式場内のスピーカー音量を絞り、外側だけに流れるようにセッティング、そこで「ただ今のところ各種団体代表者の皆様のご焼香は午後1時24分を予定しています」とアナウンス。親族の方々のご焼香を終え、その時間ぴったりに代表者焼香を始め、ご出棺も時報に合わせて行ったらびっくりされ、「国鉄みたいだ」とにっこりされたのも思い出として残っている。