アシアナ航空の事故だが、状況が把握されつつある中で衝撃だったのは「副操縦士」が操縦していた事実。目視で着陸しようとしていたことに原因があったようだ。
ニュースの中で元日本航空のパイロットだった人物が解説されていたが、サンフランシスコの今回の滑走路は簡単ではないそうで、副操縦士の習練だったという事実に驚かれていた。
客室乗務員12名の内で7名が失神していたニュースにもびっくりしたが、荷物を手に脱出された乗客の光景にも問題があったようだし、飛行機から近い場所に集まっていた事実にも危険意識が欠如していたみたいで、もしも大爆発していたら大変なことになっていたと想像する。
訓練とは「いざ」の場合に備えて繰り返されるものだが、マンネリ化したマニュアル形式では本番となった場合には対処出来ないことも予想され、今回のケースではそんな問題が多くあったように思える。
いつも最悪の事態を想定して取り組まなければプロの世界ではないと指摘したいし、パニック症候群という心理状態も考えられるのでプロスタッフの意識改革も重要である。
公共交通機関は安全が第一。時間の短縮よりも間違いなく目的地に到着することこそが優先される筈。次代を教育して育てることは重要だが、そこでこんな事故が発生すれば乗客が災難である。
北海道の特急列車の火災事故も影響が大きく、今日も多くの特急列車が運休を余儀なくされていた。予定していた旅行を変更しなければならない人達もおられるだろうし、間もなく夏休みを迎えるのに人気の北海道がこれでは大変ではないか。
北海道には友人が多い。函館、室蘭、苫小牧、札幌に立ち寄るには「特急北斗」と「特急スーパー北斗」は不可欠だ。これまでに何度も利用しているし、今後も利用しなければならない。二度とこんな考えられない事故を起こさないように原因究明を願っている。
気動車というのはエンジンの存在があり燃料の積載という事情がある。電化された路線と比べて危険性が高いのは当たり前だが、札幌から室蘭までは「特急すずらん」という電車特急が走っている。千歳から南千歳に行き、苫小牧や室蘭に向かうには「すずらん」の方が安全かもしれない。
札幌から函館の間には大好きな温泉の存在がある。「登別温泉」と「洞爺湖温泉」だが、そこに行くには気動車の特急でないと行けない問題がある。次回に行くまでにくれぐれも
安全チェックを願っている。