過日に話題となっていた「あべのハルカス」がオープンした。当日は私の誕生日だったが、他府県に出掛けており、行った先で前日にケーキで祝ってくれたので恐縮した。
オープンから3日間で45万人の来場者があったそうだが、それに比べて始まった大阪市長選が盛り上がらない現実が対象になっている。前市長を含めて4人の立候補があったが、説明会の時には13陣営が参加していたニュースもあり、それで各地の掲示板を12名まで可能なように増やした出来事も報道されていた。
詳しくは知らないが、選挙費用として6億円を要するという指摘もあり、厳しい大阪の人達には抵抗感が強いようだ。
公募で区長に就任した一人が立候補予定で辞任したが、加西市の元市長だったその人物は、余りにも盛り上がりに欠ける予想から立候補を断念されたようだった。
最近の傾向で何処でも投票率が低いので驚くが、若い人達に人気の高い前市長なので、浮動票が結構集まるかもしれないが、果たしてどんな結果となるのだろう。
選挙で話題となったのは東京都知事選。ネットの中で投票依頼を応援する候補者名を入れて行動し、公職選挙法に抵触するところから警視庁から指摘されたら、「私は日本人ではありませんので知らなかった」と恍けたそうで批判を浴びていた。
世の中には「お騒がせ」と呼ばれる人達の存在があるが、冗談はテレビの番組だけにして欲しいもの。そんな人物が政治に関する世界に出て来たらマイナスイメージとなる筈である。
明日は東日本大震災から3年目となるが、まだ多くの行方不明者がおられる事実や避難所生活を強いられている人達が存在していることを忘れないように考え、犠牲となった方々に手を合わせながら風化しないように願っている。
都知事選でも公約のテーマの一つとなっていたが、知事や市長という職責に大災害時のリーダーシップという問題があることは周知の事実。そんなことが発生しないように祈りながら仕事の出来る人物が選出されることを願ってしまう。
昨秋に北海道に講演に出掛けたが、その帰路に立ち寄った東北の地で聞いた震災時の体験談の現実は想像を絶する恐ろしさで、多くの幼い子供から高齢者まで巻き込む自然の猛威に、この世に神仏は存在しないのだろうかと無常観さえ感じてしまった。
そんな中で被災しながらも健気に復興に向かって取り組んでおられたご夫婦にも会った。不思議なご仏縁に結ばれて立ち寄った気仙沼の「なにわのたこよし」さんというたこ焼き店だが、1月の土曜日のテレビ「人生の楽園」で紹介されていたことはこのブログでも紹介していた。
昔の記憶に残っていた醤油味のたこ焼きの話をしたら、それに取り組んでいる様子が番組の中でも採り上げられていたし、実際に立ち寄って「美味しかった」と書き込んでくれた人もあった。
昨日の「幸せ列車」のコラムにアンパンマンのことを書いたが、弱者に手を差し伸べるのは人の世の大切なことである。弊社でも月間に何軒も奉仕となる仕事も担当させていただいている。それらは同業他社が断ることでますます増えて来るように感じているこの頃だが、銭湯で持参したタオルを見ると「気仙沼プラザホテル」とあったので、我が大阪は恵まれていると改めて感じた。