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台風に余儀なくされて  NO 3399

 やはり台風の影響が避けられなくなった。朝から新幹線も大雨による河川の増水から運転見合わせというニュースもあったし、ホテルに滞在中から次の日に掛けてが最悪のようで、日を改めることにしてキャンセルをした。

 夕方、孫から電話が。「朝からびっくりするほどの大雨。今ね、雷が鳴っているの」と言ったので、キャンセルしたのが正解だったようである。

 全日空のHPの中に予約のページがあるが、キャンセルしようと専用ページを開くと、運行情報を伝えるツイッターの存在があることを初めて知った。

 台風接近中なので問い合わせの書き込みがいっぱいあるが、それに対応する作業も大変だと想像する。

 午前中の情報では、八丈島、大島、静岡、中部国際、宮崎などに影響が予想されると発表されていたが、どうして宮崎がと疑問を抱いた。

 また釧路空港も出て来たので不思議に思って文字を確認したら「霧」とあったので納得した。

 予定していた常磐線の「特急 ひたち」での福島行きも、台風の進路が最悪のようで日を改めることにしたが、何度か利用した「特急 フレッシュひたち」や昔の懐かしい「特急 はつかり」のことを思い出し、「幸せ列車」のコラムに過去に仙台の講演の際に体験した面白い出来事を書いたので、ご興味があれば下記のアドレスからどうぞ。

 http://www.happy-train.net/

 ニュース報道で和歌山県の串本で竜巻らしい突風で被害が発生したことを知った。今年は関東地方や北海道でも竜巻の被害が出たが、昨年の5月の茨城県の竜巻被害は甚大だった。

 こんな事象が日本国内で起きるとは驚きだが、気象の専門家によると今後に増えることが予想されるそうで恐ろしくなる。

 昔から強風や台風が大嫌いだった。最近は葬祭専門式場での葬儀が増えたが、昔はお寺、自宅、地域の会館が当たり前で、受付や参列者用のテント設営が不可欠であり、強風が何より心配で寝られないことを何度も体験しているし、お客様から深夜に「飛ばされてしまった」と電話があって対応に向かったこともあった。

 10階建てのマンションに隣接する地域の会館で起きた出来事だが、マンション風の影響からか、受付のテントが舞い上がった事象があった。危険を考慮してパイプが着地する部分に20キロぐらいの鉄の錘をセッティングしていたにも関わらず、自然の猛威の恐ろしさを目の当たりにしたが、開式の1時間前で何方もおられなかったので人的被害がなかったのは幸いだった。

 学校の校庭や広い公園などでイベントに準備されたテントが飛ばされた被害も多いし、サッカーのゴールを倒す事実も起きていたので風は侮れない問題である。

 我が大阪の夜はかなりの雨が降っている。風も少し強くなってきたようである。これから接近する地域の皆さんに被害が出ないことを願って手を合わす。

台風襲来  NO 3398

 商店街を歩いていると、先日に葬儀を担当させていただいたお客様から感謝のお言葉を頂戴することになって恐縮。担当スタッフのことを褒めてくださったことが何より嬉しかった。

 黒い服の方々と擦れ違う。皆さんが弊社の手提げ袋を持っておられるので今日のお葬式に参列された方々のよう。私がその葬儀社の会長であるとは想像もされないだろうが、心の中で「お気を付けて」と手を合わせた。

 明日、明後日と台風の影響が心配である。交通機関の運休も考えられるし高速道路の通行止めもあるかもしれない。そんな中、飛行機を利用して出掛ける予定なので困っている。台風の進路の方へ向かうのだから最悪である。

 昨年だっただろうか、娘と孫がピアノ発表会で連弾をするというので行ったのはよいが、食事に入ったレストランが満員状態で注文品が運ばれるまで40分も待たされ、お蔭で会場に到着したら出番が終わった後だったので「何しに来たの?」と叱られた。

 そこで今年は前日から行こうかと考えていたら台風襲来と遭遇。ひょっとしたら発表会そのものが中止となることも考えられる。

 飛行機大嫌い人間なのだが、夫婦喧嘩で往路だけは仕方なくそうなったが、台風のことを考えると休航になって欲しいと願っている。

「非常に強い雨。所によっては記録的な大雨」なんて予報が出ていたので心配だし、気象庁が「特別警報」を発することもあるので注意という会見があったので大変だ。

 台風が襲来してもお通夜やお葬式が行われるが、ご親戚や会葬に来られる方々の移動に影響が及ぶ。運休や通行止めで行けなかったとお心残りになったら最悪である。

 杖を手に傘を持つのは想像以上に大変である。特に風が強いと傘が影響を受けるし足下がふらつくので転倒しないように気を付けなければならない。

 出来たら福島県まで行きたいので、常磐線の「特急 ひたち」は台風の影響で運休しないのだろうかと心配している。

 台風情報を確認すると東海から関東に直撃するのは確実のよう。関東地方が最も風雨が強い頃にホテルから常磐線に乗る予定なのでその時になってみなければ分からない。自然の猛威にはどうにもならないが、なんでこうなるの?と嘆いている。

衝撃度の分析結果から  NO 3397

「NO 3393」で書いたように、知られる「まぐまぐ」でメールマガジンを始めたが、「幸せ列車」のHPで管理人さんが紹介のコーナーとリンクボタンをセッティングくださっっているので恐縮している。

 ブログで有名なのは「ホリエモン」の愛称で知られる「堀江氏」だが、獄中時代にも話題を呼び人気が高かった。

 過去に書いたことがあるが、彼は大変な親不孝をしたことになるだろう。

ある研究分析で「人生に於ける衝撃」について結果報告されていたことに、第1位は「夫婦間に於ける子供の死」、第2位は「伴侶の死」、第3位は「一親等の刑の確定」、第4位は「身近な人の死」で親や兄弟、友人などの死となっていたが、葬儀という仕事に従事する我々にとって4大衝撃の1位、2位、4位に「死」が絡んでいるので大変な仕事だと改めて認識している。

 第3位に「一親等の刑の確定」というのがあるが、言うまでもなく身内が悪いことをして刑の確定を受けてしまうということだが、東大に合格して親孝行で喜ばせた両親に、彼はそんな衝撃を与えてしまった事実があり、故に「親不孝」と書いたのである。

 前にも書いたが、彼と一緒に物議を醸した人物がファンドの言葉で話題を呼んだ「村上氏」だが、彼の仕掛けがなかったら阪急と阪神の統合は考えられず、関西のタイガースファンにとって彼はとんでもない人物と揶揄されていた。

「堀江氏」が関係されたライブドアも日本の経営権を離れ、今や韓国企業の運営となってしまっているが、法律に抵触せずにいたらどうなっていただろうかと考えてしまう。

 選挙に立候補して話題を集めたし、時代の寵児として一世を風靡したのも知られるが、憎めないキャライメージに人気が高いのできっと何かの世界で注目されるだろうと想像している。

 我が大阪では堺市長選挙が話題になっている。現役の市長と「維新の会」の推す市議との一騎打ちみたいだが、大阪都構想に絡んで結果が注目をされている。

 政治家とはつい何処かで「本音」が出てしまうよう。堺市長で物議になったのは「検討」しているだけで多額の復興予算が回って来たこと。「有り難く頂戴します」なんて発言してしまったのだから問題になったのは当たり前。後に一部を基金にしたと発表されていたが、マイナス点になったのは確実だろう。

 ニュースによると「公明党」の議員は自主投票の姿勢を打ち出していたし、他党も一部を除いて積極的に推薦している感じもない。一方の「維新の会」は単独政党でのバックアップとなったが、堺市民の投票行動はどうなるのだろうかと注目を浴びている。

 現役市長が元々は橋下氏の推薦で立候補していた歴史があり、当選してから都構想問題で袂を分かち合ったところから専門家の意見も分かれている。今日のニュースに大阪府知事がツイッターで立候補予定者のことをよろしくと書いて公職選挙法に抵触するのではと指摘されていた。

 何事も「法」に触れないようにありたいものである。

秋の季節に  NO 3396

 私は麺類が好きである。特に好むのが蕎麦で、昨日は八坂神社近くの力餅食堂に立ち寄り、今日は源ヶ橋の力餅食堂に行った。

 力餅食堂の定番は「中華そば」と「揚げカレーうどん」で、それに「赤飯」「あんころ餅」「おはぎ」が有名である。

 ラーメンではなく「中華そば」と呼称しているのが拘りのようだが、お客さんの半数ぐらいが「中華そば」か「揚げカレーうどん」を注文されるのだから人気の事実を理解されるだろう。

 昨日は女将さんとジャズ談義をした。食堂の店内に流れるBGMがジャズで、それは女将さんのご趣味だそうだが、不思議と違和感がないものである。

 源ヶ橋の力餅食堂は夕方の5時前頃には食堂は閉店され、店頭で赤飯とおはぎなどの販売がされている。

 この店で注文する場合には昔懐かしい食券システムがあり、入り口で料金を支払ってプラスチックの小判型の食券となっている。価格はびっくりするほど安く、まるで昔のままのように思ってしまう。

 どちらの店舗に入っても、誰か知ったお客さんと会うことになるので大変だ。出来るだけ話さなくてもよいように新聞を読むようにしている。

 生野本通商店街にはお気に入りの甘党の店がある。「はまや」さんという店の「クリーム蜜豆」が最高で、つい立ち寄ってしまうので困ってしまう。

「心太(ところてん)」は関西では黒蜜が一般的でこれもお気に入り。トトロ体型や血液検査の心配をするなら避けるべきだが、一滴も飲まないようになってから立ち寄ることが多くなった。

 昔、あるゴルフ場のコース途中にある茶店で「ところてん」を食べたことがあった。その時にメニューの看板の中に「スタミナドリンク」というのがあったので興味を覚えて注文したら、オロナミンCとヤクルトのカクテルだったのでびっくりしたが、結構飲み易くて美味しかったので時折に買って来て飲んでいる。

 祭壇の前に故人のご好物を供えることも少なくないが、昔、難しいお寺さんがおられ、これはご本尊がお望みではないので下げなさいと言われ、ご遺族が納得されない光景を体験したこともあった。

 何事にも一筋、少しでも異なったことは否定というお考えもあるが、魚や肉を供えていない限り、ご遺族のご心情からすると、故人のご好物はお許しいただきたいものである。

式年遷宮を前に  NO 3395

 お葬式が重なっているよう。遠方で行われるお客様もあるのでスタッフの安全運転を願いながら、ミスの発生がないことを祈念している。

 来月は伊勢神宮の「式年遷宮」が決まっている。20年に一度の大イベントだが、1300年前に天武天皇がご発案、続いて持統天皇が第一回を行われたそうであるが、今年で第62回目となる文化的出来事となっているようだ。

 案内書を見ると「正殿をはじめ、御垣内のすべての建物を建て替え、殿内の御装束や神宝を新調して、御神体を新宮へ還すとても神聖な行事です」とあった。

 メインとなるのは「遷御の儀」だが、内宮では10月2日、外宮では10月5日に行われ、それぞれその翌日からは新しい社殿への参拝となるそうだが、この「遷御の儀」は限られた人達だけの世界となっているそうである。

「参りゃんせお伊勢さん」「食べりゃんせお伊勢さん」などの参拝企画も届いているが、「伊勢神宮大神嘗奉祝祭」に併せて「祭りのまつり」という企画があり、10月15日に全国の20の「祭り」が伊勢に集結するそうである。

「沖縄エイサー」「奄美島唄」「よさこい踊り」「阿波踊り」「河内音頭」「伊勢音頭」「花笠踊り」「佐渡おけさ」「郡上おどり」「江州温度」「越中おわら風の盆」「木曽踊り」「さんさ踊り」などが楽しめるのだから行ってみたいが、混雑振りを想像すると二の足を踏んでしまうが、バス利用の日帰りで「4980円」なので魅力である。

「めでたい!どっさり海女さん!」や「じっくりお伊勢さん参り」というバスの日帰り企画もあったが、その持ち帰る土産にびっくりした。「松阪牛100グラム」「鯛のひもの一枚」「はまぐり2個」「あさり2個」「伊勢海老1匹」「あわび1個」「ムール貝2個」「あおさ海苔1袋」とあり、これで1万円でお釣りがあるのだから信じられない内容である。

 式年遷宮に併せた企画の中に目が留まったものがあった。それは「浜参宮」の習わしで「二見の興玉神社」と伊勢神宮の鬼門を守る奥の院として知られる「金剛證寺」の「朝熊まいり」。それに伊勢神宮と「親子参り」として知られる多賀大社への参拝だが、これらの企画はバス利用の1泊コースとなっていた。

 最近の旅行企画には食べ放題も満載のよう。鳥取20世紀梨狩り食べ放題で「7980円から8980円」にも驚いた。昼食には「ウニ板」「イクラ板」ごとおかわりし放題。「焼き岩ガキ食べ放題」「焼きホタテ食べ放題」「甘エビ食べ放題」と併せて、土産として「梨5個」「ウニ板1枚」「カレイ干物1匹」「キス1匹」「ハタハタ干物1匹」「めざし3匹」「カットワカメ1袋」となっているので「どうなっているの?」と思うが、梨以外は食べられない私にとっては無理である。

 最近の旅行企画の中に多いのがミステリーというもの。行先が不明というものだが、パンフレットの写真から推察が可能で、過去に利用した旅館の大浴場の写真で思い出したこともあった。

旅の変化  NO 3394

「独り言」ではオリンピック招致のプレゼンについて触れ、「幸せ列車」のコラムでは「心のお洒落」と題し、過去に講演で話したことを実践されたら驚く結果につながったという出来事を書いた。

 昨日の夜のテレビ番組でクルーズ船「飛鳥Ⅱ」による近海クルーズの案内があり、函館港に入港し、函館市内のホテルや湯の川温泉のホテルの紹介をしていたのを興味深く観ていた。

 最近は船の旅が人気のようで、わざわざ飛行機で往復して外国のクルーズ船で過ごす企画も登場しているが、その大半の参加者が高齢の夫婦で、中でも団塊世代が多いそうである。

 故人のお心残りを拝聴すると、もう一度行きたかったと言われる旅に関することが多く、入院生活を余儀なくされた晩節に思い浮かばれた光景は、松尾芭蕉の「度に病んで夢は枯野の駆け廻る」の辞世の句を思い出してしまう。

 因みに「松尾芭蕉」は大阪の御堂筋近くで命終し、遺言から近江にある「木曽義仲」の墓の隣に埋葬されているのは有名な話である。

 最近の新聞広告にも旅行会社の企画が多いし、あちこちからパンフレットが送られて来るが、過去に利用したホテルや旅館からの案内も少なくない。

 数日前、いつも「PHP」と「大法輪」を宅配して貰っている書店に立ち寄り、「時刻表」を探したら定番である「JR」と「JTB」の両方とも売り切れ。こんなところにもこの季節の旅への興味を感じた出来事だったが、観光列車の企画や特別バスの登場など、その傾向にも大きな変化が生じているようである。

 さて、昨日に紹介したメールマガジンに関してご興味を抱いてくださった方が予想外に多く驚いているが、今後は宗教者との深い交流も考えているのでご理解を願いたい。

「命の教育」や「あの世の教育」に関してご仏縁を結ぶのは極めて自然の流れであり、仏教会のテレホン相談室の存在なども参考にしながら活動を進めたいと思っている。

 1年に100万人以上の方がこの世を出立されている。中には事故や事件の被害者や自ら命を絶ってしまった方々もおられる。そんな悲しいお通夜や葬儀を担当した体験から、全国に点在する「悲しみのプロ達」と共に提唱した行動だが、あちこちから予想もしなかった反響をいただいている。

 宗教者は「あの世へ旅立つ」という言葉に抵抗感を抱かれるが、庶民の間では昔から定着して来たようである。長野で行われた冬季オリンピックで入賞した若い女性選手が、インタビューで「天国にいるお爺ちゃんに捧げたい」と発言したら、あるお寺さんが「天国ではなく浄土と言って欲しい」と笑われていたのも印象に残っている。

 昨日の号のタイトルは「出立までに」だったが、まだまだやらなければならないことがと思えるだけでも幸せなのかもしれない。

出立までに  NO 3393

 深いご仏縁に結ばれる人物が来社。西館で待ち合わせをしていたが、今日のお葬式が終わったらお通夜の準備が行われていたので、隣接するコインパーキングに駐車して貰って喫茶店に行くことに。

 彼が訪れていたという北海道の土産話に耳を傾けながら、有意義な時間を過ごすことになったが、別れ際に「身体に気を付けて長生きしてくださいよ」と言われた。

 西館の前で立っていると多くの知人に会うことに。近所の奥さんが「入院していたそうね」と言われ、東京オリンピックまでお互いに元気でとの話題になったが、彼女は今年で80歳になるそうだが、はるかに若く見えお元気なので驚いた。

 このコラムの他に「独り言」と「幸せ列車」のコラムを日々に更新しているが、週に一本のコラムを発信することになった。弊社が加盟する「日本トータライフ協会」の事務局からの命で始めたものだが、知られる「まぐまぐ」なので有料となってしまい、月間購読料「735円」なのでそれ相応の内容を書かなければと重い責務を感じている。

 ご笑覧くださる方があれば下記のアドレスからどうぞ。

  http://www.mag2.com/m/0001613900.html

 高級葬儀の「独り言」は近い将来に閉鎖することになるが、2002年3月から始めたので愛着があり一抹の寂しさを感じている。当時にブログと言うものなかったし、この「独り言」からご仏縁に結ばれた方々も多く心から手を合わせている。

 返信、書き込み、コメントの出来ない一方通行型で書いた11年と少しだが、この間に大病を患って入院中の病室から発進したものも少なくない。敢えてリハビリのスケジュールをしたためたのは、自身が退院してからその日を振り返る記録として残したもの。

 これまでに何度も書いた「書く」ことは恥を「掻く」ことと思い、駄文の列記を続けて来た歴史。この間に孫が3人に増え、将来に「変な爺さん」の書いていたものを少しでも読んでくれたらとの思いも託している。

 予想もしなかった大病で入院した際には止めようとも思ったが、頭と指のリハビリと考えて再挑戦した。複視になってしまったことから誤字や脱字も多いし、指先の問題から隣のボタンを押してしまうことが大変で、健常時代からすると倍の時間を要するようになったが、「生かされていること」「歩けること」「食事が出来ること」「銭湯に行けること」「自分で着替えが可能なこと」「タオルが絞れること」など、当たり前のことし幸せを感じる日々ともなった。

「見たい」「行きたい」「食べたい」「会いたい」などの「たい」という欲望は、この世に「生」を想う心の重要な糧であり、全ての欲望がなくなったら「あの世」へ「逝きたい」「往きたい」となり、「生きたい」とは別世界となってしまう。今のところはまだ欲望があるのでこの世への未練が残っているよう。前述の週一メルマガでは表で書けないことも書いて行こうと考えている。

あの日、あの瞬間(とき)  NO 3392

 町を歩いていると黒い服を召された方々と出会う。その中に顔馴染みの女性がおられ、「今、あなたの会社の式場に行って来たのよ」と言われた。

 最近、目の調子が悪いので擦れ違う方々が何方か分からず、失礼をしてしまうことが多くて困っている。声を掛けられて会話をすれば問題解決となるが、そのままだったら誤解を招く恐れもあるので大変だ。

 7年後に東京でオリンピックが開催されることになったが、昔の東京開催の際の国立競技場で音響に関して秘話があるので紹介を。

 広い会場でマイクを使うと大変な問題があることを知るが、それらは昔の甲子園球場でも同じ。スピーカーから流れる音声が「こだま」みたいな反響になってしまうので、間を考えて喋る必要があり、挨拶される方には大変な苦労を強いる事実がある訳だ。

 オリンピックの際には昭和天皇のご挨拶もあり、その対応に苦慮したのがNHKとも言われ、その時にテスト研究された技術がその後に画期的な進化を結ぶことになった。

 どんな世界にも追究、研究という進展があり、医学でも山中教授がノーベル賞受賞につながった「IPS細胞」という夢のような発見もあったが、余命を長くありたいという欲望の背景に「世の中の進化」の確認が興味深く存在し、薬品の進化や医療技術の進展なども次々に生まれている事実もある。

 7年後のオリンピックを「この世」で目撃することが可能かどうかは不明だが、「たい」という欲望の思いが誰もの「生」を刺激するのは確かである。

 オリンピック競技の中に「ゴルフ」が増えたが、この時間帯にプレゼンテーションが行われている野球やソフトボールがどうなるかは不明のようだ。過去にも書いたことがあるが、サッカーの人気が高い英国では野球に対して強い抵抗感があるそうで、「盗塁」というルールが紳士の国ではマッチしないらしく、それなら「フェイント」はどうなるのと聞きたくなる。

 スカッシュ、レスリング、野球とソフトボールの中から一枠しか入らいないそうで、ニュースではレスリングが優勢のようだった。

 テレビではオリンピックの話題に関する番組が多い。友人の奥さんが楽しみにしていた韓流ドラマが延期されたようで嘆いていると想像する。

 東京開催が東日本大震災の被災者や復興に大きなプラスになることを願って手を合わす。

協会活動から  NO 3391

 弊社が加盟する日本トータライフ協会を通して、提唱する「病院船」や「火葬船」のことが話題になっているが、「命の教育」と「あの世の教育」についてもご理解下さる方々が多く、その行動に賛同と歓迎をいただいていることに遣り甲斐を感じている。

「あの世の教育」に関して触れておきたいことがある。これまでに何度か書いた「十王経」のことだが、三十五日の担当裁判官である閻魔大王は「ウマ」「ヤマ」とも呼称があり、人間第一号で最初に死を迎えた人間でもあり、あの世で「初七日」の裁判官を担当していたのだが、人情味や同情心が厚く、被告である人間達に騙されることが多く、すぐに極楽に送ってしまうことが問題になり、五七日担当に配置換えになったという説がある。

 閻魔大王の管轄する裁判所には「情破離の鏡」という代物の存在があり、被告の生前の行動が全て映し出されるビデオのようになっており、それによって騙されることもなく、「閻魔さんには嘘をつけない」「閻魔さんに嘘をついたら舌を抜かれる」という説が生まれたようである。

 この世の裁判制度が変化し、裁判員による裁判が行われているが、被告が法廷で嘘をついたり本性を隠して見事に演じる被告もあり、判断を誤ってしまう危険性もあるが、裁判長が「あの世で閻魔大王の裁判がありますが、ここであなたの言っていることに嘘はないのですね?」なんて質問がされたらどうなるのだろうと思ってしまう。

 それ以前に「あの世」の存在を信じていたら犯罪に走る人が激減する筈だし、最も期待するのはこの部分である。

 交通事故を起こしてそのまま逃亡してしまう人もあるし、今でも酒気帯び運転をしている人がいる現実。また、三重県で発生した若い女性が殺害された事件など、犯人が不明な状況で憤りを感じる人達がいっぱいいるが、昔にあった「時効」という制度など、遺族の立場にあっては堪らない法制度が改正されたことも重要であっただろう。

 多くの悲しい事故や事件の被害者の葬儀を担当した経験のある我々メンバーは、そんな体験から事故や事件の撲滅を心から願っており、「飲酒運転の撲滅」の提唱も行っている。

 これらを背景にした「あの世の教育」は視点を変えれば「命の教育」にもつながり、人生とは「反省」の範囲内で過ごし、絶対に「後悔」することは起こさないという責務を大切に考えたいのである。

 犯罪者が罪を償うこともなく身を隠してこの世で生活をしても、必ず「あの世」へ旅立つ瞬間が来るものだが、その時に想像以上の恐怖感に襲われるという心理学の専門家の分析もあり、それだけが悲しみの遺族の救いとなるかもしれないが、やはり怒りの対象となる加害者の判明だけは誰もの願いであることは確かである。

 何を書いているか支離滅裂の内容になったが、結論として言いたいことは「あの世」の存在を信じる人達が増えれば犯罪が減るということであり、「来世」に夢を託して出立したいものである。

誇れるように  NO 3390

 最近、知人や友人の訃報が続いている。そんな年齢になったからかもしれないが、本当に寂しい思いを抱いてしまう。

 同年代の人達と食事を共にすると、デザートタイムの頃に「氷の入っていない水を」と頼む人達が多く、ポケットから服用しなければならない薬を取り出す光景を目にすることになる。

 それを見た別の人が「もう一つお願い。忘れてしまうところだった」と笑う人も出て来るので面白いが、私の場合はそんな日々を30年間以上続けているのだから大変で、もう確実に生活の一部としてとけ込んでいるとも言えるだろう。

 薬の服用でも様々な条件制約が付加されていることもある。一般的に「食前」と言えば食事の15分前が望ましいようで、「食後」の場合には細かく分析すると「すぐ」「15分後」「30分後」に指定されていることもあるので注意したいものである。

 ある落語家が冒頭の「枕」でそんな話題を織り込み、「食間」とは食事の最中に服用することだと笑わせていたが、文字のイメージと耳にする言葉からするとそんな誤解も生まれる可能性がないとは限らず、ここにも勝手な思い込みの危険性が秘められているような気がする。

 医院や薬局で親切に一回に服用する薬をまとめて一袋に入れてくれることもあるが、担当された方が間違っていたら大変で、そんなミスが起きない保証はないので恐ろしいことである。

 かつて嚥下障害があった時、顆粒状の薬が飲めずに全てを粉末にして貰っていたことがあったが、今では考えられない大変な時期であった。

 今日、医院に行ったら近所の知り合いと会い、粉末の薬を服用するのが苦痛と言っていたので患者も様々だと思ったが、互いの病気のことを理解しているので病気を友人にして行こうと笑い合って別れた。

 ニュースを観ていたら有名な大企業が発生させてしまったミスについて考えてしまった。
明治乳業が人気の高い飲むタイプのヨーグルトの自主回収や、カネボウ化粧品の副作用による対応の遅れなどだが、謝罪するエネルギーの大きさを考えたら絶対にミスを犯したくないと後悔されていると想像しているが、マンネリの中に発生するミスほど大きな影響を及ぼす事実と、時計の針が戻せないことを考えたいものである。

 北陸の「餃子の王将」で起きた破廉恥な不適切撮影事件は社会の嘲笑の的になっているが、カレンダー用の写真を撮影するのが目的だったと開き直っている人物の姿を見て、羞恥心が欠如するとこんな行動をするのかと情けなく思ってしまった。

 社会人として仕事に従事し、何れ家族に孫の誕生という嬉しい出来事を迎えるだろうが、そんな孫達に堂々と誇れる話をしたいもので、不適切な投稿をしている人達に猛省を促したい心情を伝えたい。

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