無宗教形式のご要望されることが増えてきました。多くの葬祭業者が「無宗教出来ます」という看板を掲げていますが、それはいったいどんな形式なのでしょう?
その大半が祭壇だけを売り物にした形式で、ただ宗教色がないという構成になっており、前日も当日も、献花だけが行われたという信じがたいレベルが当たり前のように行われているのが現状です。
弊社では音楽と映像、メモリアルコーナー、式進行に至るまで、すべてがプロの手によって「かたち」になっておりますが、それらすべてを自社制作しているところに特徴があり、外注費に掛かるコストをお客様に還元できる体制を整えています。
また、単なる無宗教という考え方に捉われず、「超宗教」的発想で執り行われる「司式」形式は、弊社だけのオリジナルサービスであり、お通夜に代わる「前夜式」から全体構成された進行シナリオで進められる流れは、無宗教葬儀でありながら厳かで凛とした時の演出を実現します。
前日と当日の二日間、「ご遺族のお悲しみに対する問いかけがありましたか?」「参列者に対して『命の伝達』が成されましたか?」「故人様に対して呼びかける言葉がありましたか?」「不幸な儀式の中で、一瞬でも不幸を忘れることができましたか?」
そんな特別な空間の中で進行されていく、それが弊社の「オリジナル」という誇りになっており、高度な「司式者」の存在によって完成に至ったサービスです。
故人様の人生の足跡を何よりも大切にした─。そんなホスピタリティが「かたち」となったサービスとお考えいただければ幸いです。
合理性が追求される21世紀型の葬儀にあって、義理的参列者の割愛という考えから、家族葬や個人葬に、本当に参列いただきたい方だけをお呼びする形が多くなりつつある今、「お別れ会」「偲ぶ会」においても、従来型のともすれば参列者の数を競うがごとく行われる式から、特に故人と深く交流のあった方々だけで心を込めてお送りすることのできる招待形式が主流となりつつあります。
弊社では、これらの社会動向にいち早く着目し、「お別れの会」「偲ぶ会」における新しいカタチを構築し、また、これを具現化するための専用ホールを備えています。
「お別れの会・偲ぶ会を行いたいけど、ホテルに集まって食事をするだけでは意味がない」…そんな皆様のお声から誕生した形式。それが「シーン形式」です。
ホテルで行われる大半がこの形式で、入り口で受け取った一輪の花を祭壇前の献花台にお供えし、着席。その後、食事が始まります。
施主の謝辞、出席者の追悼の言葉が組み込まれていることもありますが、出席者に「およばれ」の心情が生まれ、抵抗感が強く生まれます。
第一部を「式」として、第二部を「食事」とする形式。
第一部では「オリジナル奉儀」から始まり、厳粛な「偲ぶひととき」など、人生表現を中心とした追悼式的な時間をお過ごしいただき、第二部のお食事へ。
開式から厳粛な式次第が進めれ、施主側の謝辞を以て閉式。
お食事はなく、返礼品だけお持ち帰りいただく無宗教形式の告別式です。
※食事を伴う形式では発起人組織が結成され、会費形式で行われることも少なくありません。
※招待形式ということであれば、生前のご交流も深く、お香典に代わって会費という発想転換も可能で、お返しとして軽食や食事をご用意されて偲んでいただくものも喜ばれます。
「お別れの会」「偲ぶ会」に求められるのは、故人の「人生表現」とその人生を慈しみ、尊ぶ心であり、決して一輪の花を供えるだけというものではありません。
ご遺族の皆様の思いを伝える、ご参列いただいた方のお言葉を頂戴するなど、従来の「お別れ会」「偲ぶ会」では困難であった部分こそ、大切に考え、実現する。それが「シーン形式」のコンセプトであり、こうした思いは、音楽、言葉、映像から、メモリアルコーナー、故人がお好きだった一品を盛り込んだお料理など、さまざまなサービスのかたちとして具現化されています。